これからグラフィックデザイナーになる人が「一番気を付けること」

一葉落ちて天下の秋を知る

先週までの日中の残暑が和らいで、作業中パソコンの排熱が気にならない気温になりましたね!

私が自宅でデザインするときに使っている「iMac」は10年ほど前にローンで買ったもので、もうかなりのご老体。画面横にドライブが付いている懐かしの仕様のものです。

 

諸説ありますが、Appleの公式見解では4年、OSを考慮した場合は8年あたりが一般的な寿命と言われているようです。

そして10歳ほど一緒に歳をとった私もまぁまぁのご老体具合なので足腰は冷えやすく、そしてiMacは発熱しやすく夏場はエアコン必須…お互い日々のメンテナンスが大事だなと痛感しているこの頃です。

 

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万が一のためにバックアップは定期的にやっています。

このご老体iMacがただの金属の塊になったとき、新しいiMacを買うかもしくは思い切ってWindowsに変更するか考え中ですが、どちらにせよillustratorPhotoshopのパッケージ版が使えないのでサブスクリプションは開始になりますね。

職場の最新OSでは便利な機能をフル活用しているので、家でも使用できたらなぁという憧れはあります。

 

 

・・・

 

 

さて、突然ですがグラフィックデザイナーが「一番気を付けないといけないこと」って何だと思います?

 

納期?

 

情報の正確さ?

 

クライアント対応のこと?

 

デザイン力アップなどの勉強?

 

いろいろ思い浮かびますよね。

まぁ「納期厳守」は議題にする必要もないレベルで当たり前なので置いておくとして。(若いころバイトをしたデザイン制作部署では、「納期を守れない奴は死ね」や「ゴミ(不正確なもの)を制作するな」が社訓の所なんてのもありましたが…)

 

上記に挙げたものももちろん大事ですが、やはり一番は

 

「自分の健康」!

1に自分の健康、2に自分の健康、です!

 

なぜかというと、デザイン力アップもクライアントとのやりとりも経験すれば身につくことなのでどうとでもなりますが、「健康」だけは経年で劣化していくものだからです。

 

デザイナーやプログラマーなどはとにかく一日中パソコンの前から動けない仕事です。

ここで問題になるのはやはり「座りすぎ」!(耳が痛いです)

 

「1日8時間以上座っている人は、罹患・死亡リスクが高まる」という話はここ数年でとても有名になりました。なお、日本人が1日に座っている時間は平均で8〜9時間だそう。

 

 

企業に勤めているのであれば朝出社して仕事して、休憩スペースがない場合はお昼休みもデスクでご飯を食べ、そして残業もあるといった環境がほとんどです。こうなると運動する時間も気力も残りません。

座っていると足の筋肉が活動できないので代謝機能が働かず、全身の血流が悪く血液がドロドロになり、狭心症脳梗塞心筋梗塞、糖尿病などのリスクが高まるのです。

 

毎日納期や時間に追われていると「健康」に関しては頭の片隅に追いやられて後回しになっていきます。すでに片頭痛、眼精疲労、肩こり、腰痛があるのが当たり前になっている人は本当に要注意。

 

ある日、突然やってきますよ、体の不具合。

 

 

 

もれなくやってきた「不具合」。

 

二年前に私に訪れた不具合は「腰痛」でした。

ある日突然、腰の激痛で足に力が入らず立ち上がれなくなり、自力で歩行できなかったため数日入院する事態になりました。

 

その前から普段から片頭痛があり、肩こりはデフォルトで疲労回復系の錠剤にお世話になることも多く、レンジで温めるホットアイマスクもあまり効かないレベルでした。今思えば不調に慣れすぎてそれが当たり前になっていたのだなと思います。

 

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思い出す悲しき風景。(当時の写真)

 

一番の原因は「座りすぎ」、とのことでした。MRIを撮影しましたがぎっくり腰ではなかったです。

動けなくなるような前触れも一切なくとても驚いた出来事でした。体からの「ちょっとええ加減にせぇよ」という警告だったんでしょうね。

 

私の場合は今は腰に違和感があるだけなので普通に生活できますが、昔の職場にいた年上の先輩などは残業して家に帰った後に玄関で倒れて朝まで発見されなかった(真冬に)経験があるそうで、後遺症もなかなか厄介そうなものでした。想像するだけで恐ろしい…。

 

デザインを続けていくうえで、体を削らなければならないのはなかなか現実的ではありません。当たり前ですが健康で命があるから制作を続けていくことができます。

なので1に健康、2に健康、くらいでいるのがゆくゆくの体には丁度いいのです。

 

これから企業でデザインをやっていこうとしている人はお給料や通勤距離も大切ですが、会社見学等があれば「休憩室があるか」の確認や、「年間休日」も気にしてほしい。年間休日が100日を切るといろいろな体の不調が起きやすくなる場合が多いです。

 

そしてデザインをずっと続けていきたいと思っている人は、座りすぎにならないように、可能な場面では「無駄に立ったり座ったりすること」を頭に留めて実行してほしい。

このちょっとした動作で免れることができる症状も多いはずです。

 

本当に体大事に。いのち大事に。

 

 

 

体のメンテナンスにあってよかったもの

 

 

<その1>肩こりにおススメ。


 

椅子の背もたれに着けたり壁に立てかけるタイプのマッサージシートで、ローラーがガッチガチになった肩を揉んだりさすったりしてほぐしてくれます。

お風呂の湯舟に浸かって体の血流を良くした後に使うとさらにスッキリしますよ!ものによって値段がピンキリなので予算に合うものを見つけてください。

ちなみに、これが効かなくなってきたら体のグレーゾーンの始まり。

 

 

<その2>眼精疲労におススメ。


 

中に小豆が入っているアイマスクです。一度買うとレンジでチンで何度も使えるのがとても便利。温める秒数で熱さ調節もできますし、真冬でも使い捨てホットアイマスクよりも10分は温かさが長持ちします。(レンジですぐに熱くなるので温めすぎてやけどしないようにご注意ください。)

 

↑のホットアイマスクが効かない!というときはこういうのも…?


 

これ系のアイマスクは装着したとき少し重い場合があるので、気になる方は試着できるところで買うか、軽めのものがおススメです。

けれど小豆アイマスク効かない時点でこれまたグレーゾーンですよ!

 

 

いろいろと使ってきた私ですが、最近ではスタンディングデスクが気になっています。


 

使い心地、どうなんでしょうね?

デスクトップPCを置く場合、デスクを壁際に設置しないとディスプレイが倒れそうでちょっと怖いですね。

 

 

さて、いろいろありましたが、私はもう少しご老体iMacと頑張っていきたいところです。

体の調子や健康にはちゃんと気を配ってデザイン制作を続けていきましょう!

 

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