お菓子作りが超苦手な私が唯一つくるもの
oh…また「やってしまった」よね
突然ですが、みなさん「お菓子作り」はお得意ですか?普段あまりやらない方も、バレンタイン等で一度くらいは挑戦したことがあるのではないでしょうか。
私はお菓子作りがとても苦手です。
つい先程バタークリームを作ろうとしてナチュラルに失敗したところです。ネットのレシピを見ながらやっていたのですが、勝手が分からない部分もあってか流れるように失敗しました。
その失敗したクリームがこちら
バターがダマになって溶けなかった代わりに自身のメンタルが溶けたので、ソファーに寝転がりながら慰めにこの記事を書いています。材料費がもったいないですね。
お菓子づくりに関しては、過去にも色々と失敗をしてきました。
バレンタインに生チョコトリュフを作れば固まらず、誕生日にケーキを作ればスポンジはバリ硬。クッキーすらもせんべいの様に硬くなる有様。
「レシピ通りにしてるんだけどなぁ」なんて一人反省会が増えるばかりです。
さらに残されたボウルや泡立て器などの洗い物が追い討ちをかけてくるのでもうライフはゼロ!
お菓子を作る作業というのは普段の食事のための料理と違って、途中で味見できないから修正が効かないし、最後まで作りあげないと出来がわからないから難しい。作業温度や工程ひとつミスしてしまうともうそこで失敗が確定してしまう、なんていうのもよくありますよね。
普段使わない素材を揃えることもあり、初心者には何だかプレッシャーも強い。
お菓子づくりが苦手な理由はここらへんにあるのかもしれません。きっと誰かに横でポイントを教えてもらいながら作ったほうが良いタイプですね。
そんな経緯で「お菓子は買った方が美味い!」が持論になりつつありましたが、気持ちのどこかでは家でちゃんとお菓子を作ってみたいという思いがあり、作れそうなレシピを探しました。
そうしたら一つだけあったんですよね。
私でも唯一作れたお菓子
それは「スコーン」です!(スコットランド発祥!)
スコーンは大きく分けると英国式と米国式があり、イギリス地方で作られるスコーンはプレーンで、アメリカ地方で作られるものは具が入っているものを指すそう。
普段、スタバで見るチョコチップの入ったスコーンは米国式なんだなぁ、なるほど。
お菓子作りが苦手なのを自覚しながらなぜスコーンを作ろうと思ったかというと、趣味のカフェめぐりをしているときに食べて好きになったというのもありますが、やはり「作り方が簡単」ということ。
初めて一般的なレシピを見たとき材料や工程が少なく、これはいけるのでは?と作ってみようという気持ちになりました。
コーヒーのお供になにか摘めるものも欲しかったのでそれにもピッタリでした。
そして実際に何度か作ったのですが、驚くことにまず大きな失敗することがなかったです。
スコーンが好きでイギリス現地のアフタヌンティーを巡ってスコーンを食べ歩いた方によれば、カフェによって硬さも味も千差万別。まるで家庭料理のように行く先の店で違いがあるとのこと。
パンのような食感のもの、パサパサしているものや塩っぽいものもあり、「他と少々違っていても大丈夫!」と許されているようなところも不器用な私にとって好ましいなと感じました。
みんな違ってみんな良い。とてもほっとするお菓子です。
材料は、薄力粉、中力粉、強力粉のどれを使っても作ることができるし(硬さは変わります)、柔らかくしたければホットケーキミックスやヨーグルトを混ぜてもOK。卵と砂糖、塩と牛乳とバターすべてを混ぜて生地さえまとまればあとは軽く整形してオーブンで焼くだけです。
ただ材料を混ぜて焼くだけで美味しいものができて、作り始めから焼き上がりまでの所要時間は1時間ほど。さくさくあつあつ、香ばしいスコーンがすぐに食べられます。(最高)
また、スコーンのレシピはたくさんあり、見るサイトによって材料や作り方が多少違うので好きな組み合わせを見つけるのも楽しいのです。
今は「腹割れ」といって、下の写真のようにスコーンの中間に割れ目が入るようなものを作りたいと思っています。さらに美味しそうですよね!
普段からお菓子作りをする人にとってはなんてことない簡単なレシピですが、このスコーン作りの小さな成功体験にけっこう苦手意識を慰められたりしています。
もしもこれから作れるお菓子が増えたとしても変わらず苦手だと思いますが、少しでもコーヒーのお供が増えるのは喜ばしいです。