頭の中のアップデートと「2022年のトレンド」予想

「今」と「昔」と使い分け

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細々と長くグラフィックデザインをやっていると随所で感じるソレ。

そう、「時代の波!!」

普段は納期との追いかけっこで忘れがちになるけれど、流行がガラリと変わった瞬間を感じることもあるわけです。

 

近年だと、手書き装飾がおしゃれだなー。

水彩も流行っているなぁー。

若者向けのペールトーン増えたなぁー。

ボタニカル系デザインをよく見かけるなぁ。

とかありますよね。抜け感が大事でフォントもとてもスマート。

 

 

私がデザインを始めたころは「販促は目立ってナンボ!タイトルはゴシック太字!文字フチ&シャドウ歓迎!!」「男性は寒色!女性は暖色!」の時代だったけど、今はぜんぜんそうじゃないものね。

もちろん扱う案件の年齢層や地域によっては流行りのものがいいというわけではないので、流行りのデザインと古き良きデザインの使い分けが大事です。頭のアップデートだけはしておいて使い分けていかないとなぁ、と思っている次第です。

 

 

超地方でグラフィックデザインをやっていると企業の広告担当もそこそこ歳を重ねた方が多いので、流行や新しめなデザインや装飾を大きく試しすぎると危険だったりします。(小出し&セオリーでいきましょう!)

 

今年はこの令和の時代に(クライアント権限が偉大すぎて)90年代装飾でポスターを作成する、なんていうお仕事もありました。「イメージなんて昔のままで良いんだ!」という方もいらっしゃるので(本当に)、古くからのイメージを刷新していく機会の難しさたるや…。

時代を行ったり来たりと制作って改めて大変なお仕事です。

 

 

「流行」って誰が作ってるんだろうね

 

普段、よくあるのが「今年の流行色は〇〇です!!」というような突然の告知なのですが、聞いたことありませんか?

 

流行色は実は国際機関である国際流行色委員会(インターカラー)と、我々も色見本でお世話になる「PANTONE」が発表しているそうです。ウェブの分野ではよく色が反映されているのを見かけます。

 

ファッションの分野でも毎年流行やトレンドが変わっていますよね。

ファッションの場合は、ファッショントレンドの情報会社が「社会情勢」や「経済動向」などを分析して、消費者の心理や消費行動を導き出し、どのようなものを流行らせるか考えて拡散させているのだそう。

 

ちなみによく聞く「トレンドは時代をループしている」という考えがありますが、これはデザイナーが昔作ったデザインをリメイクして出しているから。確かに90年代に流行ったロングブーツが最近またトレンドになっているけれど、当時とは形が違って筒が幅広のブーツになっています。まさしく「リメイク」して出しているのだな、と思わせられました。

 

グラフィックデザインの分野でもやはりファッションと同じように、グラフィックデザインに関わる機関や団体の影響も受けつつ形成されるのだと思います。けれど最後はやはり消費者に受け入れてもらえるかどうかになりますが。

 

 

文字書体に関しても下記リンク先の動画に見られるように、やはり過去の時代に流行ったものがループしているようです。ページ上部の動画は日本語字幕で再生することができるので見てみると面白いかと。

 

www.adobe.com

 

 

また、来年のグラフィックデザインのトレンドについて次の英語記事を翻訳にかけながら読んでみると、2022年は大胆な明るい色がトレンドとして戻ってくると予想されいます。けれど注意点として明るい色を使いすぎると画面が圧迫されてしまうので、明るい色と落ち着いた色の組み合わせで使用することをお勧めしています。

https://venngage.com/blog/graphic-design-trends/

Google 翻訳

 

アイコン等も明るい色を使い、コントラスト高めだそう。

イラスト共に2021年はフラットなものが流行りましたが、今後は3Dなど他の要素も混ざってきます。翻訳かけながらは大変ですが、一読する価値がありますよ。

実際に日本ではどんなテイストが浸透していくのか今から楽しみです。変わっていくことに合わせていくのは大変でもあり面白くもあるよね。

 

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